Friday, October 30, 2009

児島恭子, 早川紀代編;総合女性史研究会:女性史の視座(東京都 : 吉川弘文館,1997)


女性史はいかに描かれるべきか、最新の視点を提示する。

女性史と歴史学(歴史学における女性史研究の意義;女性史という視座;「女の歴史」とはなにかほか)
方法論の提起(女・男・子供の関係史にむけて;性差の歴史学;歴史における「生活」ほか)
女性史と諸分野(シンポジウム民俗社会における「女性像」;資本主義における家族の変化;女性の政治参加ほか)
日本女性史研究は長い伝統をもつが、近年の新しい視点からの主張は目覚ましいものがある。本巻は、様々な方法論、歴史学との関係、隣接分野との理論的接点から、今後の研究にとって多くの可能性を示唆する論文を収める。

日本女性史論集 全10巻 各巻5700円
? 政治と女性 解説=黒田弘子・長野ひろ子 382頁
? 家と女性 解説=片倉比佐子・黒田弘子 362頁
? 婚姻と女性 解説=梅村恵子・小和田美智子406頁
? 女性と宗教 解説=児島恭子・塩見美奈子 396頁
? 女性の暮らしと労働 解説=小和田美智子・長野ひろ子 392頁
? 文化と女性 解説=梅村恵子・片倉比佐子 320頁
? 教育と思想 解説=石崎昇子・塩見美奈子 308頁
? 性と身体 解説=石崎昇子・桜井由幾410頁
? 女性と運動 解説=桜井由幾・早川紀代 396頁

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